「問いの『魔』力」

「□□のための○○個の質問」みたいなのを最近よく見かける。

 

 例えばメンタリストDaiGoさんの紹介する心理学分野で「自己理解を得るための質問○○」みたいなものだ。他にも、「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」に載っているのもそうだ。

 さらには、マコなり社長は立場を変えて、教育者側の立場から「白黒の塗り絵をちゃんと相手に渡せているか」という話をしてくれた。これについて詳しく語りすぎるのは規約に反するところがあるが、質問リストというのは非常に思考をprogressしてくれるものだと思う。

 日々、自分で自問自答している人というのは、自分で思考を深めていくことができるのだと思う。が、やはり人間は毎日「感覚的に生きている」のが実情だと思う。自己認識の分野では特に、質問リストとそれに答えることで自己理解が深まっていくことがしきりに言われている。

 他人へ思考を促すときも、いかに良く相手に合わせて練られた質問を投げかけられるかが勝負だ。

 「問いの魔力」というのはもともと予備校時代の英語講師「表三郎」先生の著書の名前でもある。哲学者たちがどのように問いを投げかけ、思考を深めていったかについて書かれた本だったと思う(内容は詳細には覚えていないが、再度読んでみたいと思う)が、現在における自己啓発や心理学の世界での「質問リスト」には自然と思考を深める効果がある。